ピコプロスポットでシミ取り 2

2024.09.09

ピコシュアプロによるシミ治療の経過です。

スポット照射から１７週後（４ヶ月１週後）。

とても綺麗な状態です。

（真ん中の大きなシミだけ取っています）

スポット照射では色素沈着リスクが付きまといます。

ピコレーザーでは色素沈着が起きにくいとされていますが

やっぱり起きる時は起きます。

かといって色素沈着を恐れるあまり弱く打つと、１回で取りきれなかったりします。

こちらの症例を時系列で並べてみます。

２週後にはカサブタが剥がれてピンク色（軽い赤み）の真新しい皮膚に覆われています。

シミ自体はしっかり取れているのが分かります。

周りにシミが多発していることからも分かるように、

紫外線ダメージが強い（=光老化）肌なので赤み（炎症）が強く出るかと思いましたが

想定よりも軽くで済みました。

なのでこの後の炎症後色素沈着は軽く済むかな・・・と思いきや。

それから４週後（スポット照射から６週後）に、やはり強い色素沈着を生じてしまいました。

ここまで濃い色素沈着が出ると、ちょっとへこみます・・・

でも２週後の時点で綺麗にシミが取れていたので、これは残りジミではなく炎症後色素沈着。

必ず薄くなるので、日焼けに注意して、日々こすらないように気を付けて

ひたすら薄くなるのを待ちましょう。

この方には、この日からプラスリストアの《TAホワイトクリームMD》を使っていただきました。

トラネキサム酸のほかビタミンCやアルブチンが配合されている美白クリームです。

￥2750税込

さらに４週後（スポット照射から１０週後）には色素沈着が薄くなっているのが確認できます。

スポット照射から１７週後（４ヶ月１週後）には完全に消失。

これで治療終了となります。

ピコレーザーにしては濃い色素沈着を起こしましたが

そのわりにはスムーズに消退してくれて、ホッとした症例です。

必ずしもすべての方が順調な経過を辿るわけではないので

参考にしていただければと思います。

※※※※※

赤みと色素沈着の有無・程度には個人差があるので

これより経過が短い方も長い方もいらっしゃいます。

治療前に、確実に経過を予測することは不可能なので

基本的には赤みも色素沈着も出るものとして、数か月～半年（時には１年）かかる治療だと考えていただければ。

できるだけ赤み・色素沈着を防ぐためには

・治療前から日焼けをしないこと。

・治療後の日焼けは厳禁。

・コンシーラーやファンデーションを強く擦りこまない。

・クレンジング・洗顔は優しく、タオルはこすらず押し当てる。

・可能であれば治療前からトラネキサム酸やビタミンCの内服。

・可能であれば治療後からハイドロキノンなどの美白剤を外用。

といったことをご検討ください。

同じテーマのブログ→ピコプロスポットでシミ取り

【ピコプロスポット】
●適応：しみ・そばかす
●治療時間：（1か所）数分
●リスク：内出血、色素沈着、再発
●ダウンタイム：1～2週間かさぶたができます
※1回でシミが完全に取れない事があります。状態よって複数回のピコスポット（2,3か月空けて）が必要な場合もあります。
※ピコトーニングを重ねるとより高い美肌効果が期待できます。

●料金
１か所5㎜以内　5,500円　5㎜以上は1㎜につき＋1,100円
※1㎝以上はシミの面積（縦×横）により計算
取り放題　132,000円（美白クリーム付き）

コンタクトシェル（点眼麻酔含む）：瞼に照射する際の眼球保護
片眼1,100円

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