お子様のいらっしゃるご家庭に朗報(⁉)
今日・明日(4月26・27日)配布される西日本新聞発行のフリーペーパー“ファンファン福岡”で
キズの正しい治し方について書いております✏
わんぱくなお子様がGWに走り回って怪我をしても
これを読んでおいていただけたら慌てずにすむかも⁉
どれだけ洗浄が重要で
どれだけ消毒が不要なのか
ちょっと極端な例ではありますが
反省を込めて、長男のケースをご紹介します。
まずファンファン福岡の記事から過去コラム(karte.10~12)に飛んで読んでもらってから
下記の経過を見ていただいた方が
より内容を理解できるかと思います。
※追記(2020.4.3)
ファンファン福岡のリンク先が、サイト改変で度々変わってしまうため、
同じ内容をブログにも残しました。
こちらをご参照ください。
・傷の手当どうしてる?vol.1【消毒不要論】
・傷の手当どうしてる?vol.2【続・消毒不要論】
・傷の手当どうしてる?vol.3【傷をきれいに治す方法】
※閲覧注意。
かなりエグイ写真が続きます。
苦手な方はここで閉じてくださいね。
「長男がどうした❓❓❓」と思われた方はコチラ⇒★★★
まずは
足の手術創の抜糸時の写真。
ここまでの経過も決して順調とはいえず
写真でも分かるように周囲に少し発赤(←感染のしるし)があるし
一部血行不良で潰瘍も形成していたので
予定より早めに抜糸(←糸が異物になって悪影響を及ぼすので)しました。
今思えば、ここでもう少し慎重に対応するべきだったんですが(猛省)
始まったばかりの中学&寮生活に早く馴染ませることを優先して
抗生剤だけ飲ませて寮に帰したのです😭
あとは、感染であればこれだけ赤いと痛いはずなのに
熱感もないし、押しても痛がらないので
手術時の剥離操作の影響がまだ残っているのかな・・・と
身内ならではの希望的観測に押しやられ、冷静な判断ができていなかったことも大きな原因。
で、できるだけ簡単な処置にしようと
キズパワーパッドと同じ素材の創傷被覆材
↑↑↑
こういうやつ。
を貼るという処置に変えたわけです。
これが痛恨のミス。
まさに、コラムのkarte.12の最後に書いてある
サランラップやキズパワーパッドを使ってはいけないケースに使ったわけです💦
感染が怖いことはずっと言い聞かせていたし
何より洗うことが大事だと
ビビる本人を前に、毎日一緒にシャワーで洗ってしつこいくらい教えていたし
被覆材は白くブヨブヨしてきたら交換というのも何度も説明したから
意外としっかり者の長男なら、きっと大丈夫・・・と
ここでも身内ならではの希望的観測を発揮してしまいました💦
しょせん、この前までランドセルしょって小学生だった子。
いきなり自分の足にこんな大きな傷ができちゃって
新しい学校、新しい生活、初めての寮で
いいかげん不安と緊張でいっぱいなのに
ちゃんとした洗浄なんてできるわけがありません。。。
おそらくですが、入浴の際にお湯を吸って
とっくに白くブヨブヨになっていた被覆材を
交換することなく(つまりは洗浄せずに)貼りっぱなしで数日。
たまたま息子さんに面会に行っていた友達に写メを送ってもらったら・・・
※閲覧注意
ガーーーーーーーーーーン😱
抜糸から、わずか4日後でこの状態。
潰瘍は広がり、色も悪いし
皮膚は浸軟(長時間の多湿環境による)して白くなってるし
周りの発赤の範囲も拡大😱
急遽、夫が寮まで往復してくれて
処置も変更しましたが・・・
後から聞いてみるとその後もスプレーボトルでチョロチョロしか洗ってなかったみたいで・・・
さらに4日後。
※閲覧注意
完全にアウト。
強制送還。
緊急入院。
入院当日の夜、ビビッて半泣きの長男を強引にシャワールームに連れていき
十分な水量と水圧で洗浄。
その翌朝。
洗うだけで、ここまで違うんです。
洗って除去した浸軟皮膚は古い角層。
元々は皮膚ですが、あんな状態では異物でしかありません。
異物というのは、細菌の巣、温床になります。
「洗う」意味は、細菌そのものを減らすとともに
細菌の巣になる異物を除去することにあるのです。
そのためには十分な量の水と十分な圧が大切。
ケルヒャー高圧洗浄機をイメージしてもらうといいかも。
水をチョロチョロ出して洗っても
それは洗浄の役目を果たしていなくて
ただ湿らせているだけ、というのが分かりますよね⁉
さて。
毎日洗浄して、抗生剤を点滴投与した長男。
入院から3日後の写真。
7日後の写真。
だいぶ綺麗になっています。
(左下の線状の潰瘍は、ポケット形成していたので中縫いの糸を抜いて不良肉芽をデブリしてます。
・・・といっても意味不明だと思いますが、専門的な話なのでお気になさらず😅)
ここまで、消毒薬は一切使っていません。
お伝えしたいのは
表面にくっついているだけの細菌(これは感染とは言いません)なら
十分な洗浄だけで問題ないということ。
いや、十分な洗浄こそが最重要ということ。
逆に、深くまで入り込んで増殖している細菌(=感染)は
いくら表面を消毒しても殺せません。
血液中から患部全体に抗生剤が行き渡るように全身投与(内服または点滴)が必要。
だから、いずれにしても消毒の出番はなし。
長男の場合は、皮下を縫い合わせていた糸を
結果的に全部抜糸するまで傷がふさがりませんでした。
おそらくその糸が細菌の感染巣になったのだと思います。
日常の怪我・キズの場合
こうした感染巣になり得るのは土や砂や木くずなど。
だから、洗うというのは
それらの異物を物理的に取り除くことに他ならないのです。
例えとしては強烈過ぎるケースですが(苦笑)
日常生活で遭遇する怪我でも基本は同じで
洗う
乾かさない(ただし感染がない場合)
消毒しない
これで感染を防いで、怪我を早く治すことができます。
万が一・・・
感染を起こしたときは抗生剤の投与
ぜひ覚えておいてくださいね👌🏼
ハードな写真にお付き合いいただきありがとうございました😂
同じテーマの記事⇒「アサデス」放送後記
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