新型コロナワクチンの2回目接種から9日後に抗体価を検査してみました。
【新型コロナウイルス抗体IgG 抗S抗体(ロシュ社)】
34000AU/ml❗
(検査会社によって単位が異なるので注意⚠)
なかなかしっかりと抗体を作ってくれていて、自分の体を褒めたくなりました。笑
検査時期によって抗体価は変動するので一概に比較できませんが
2回目接種から1週間前後の抗体価としては、少なくとも私が見聞きした友人・先輩のなかではダントツ高値です。
(およそ数千~1万数千が多い印象)
※日本人を対象とした研究では、ファイザー社/ビオンテック社製のワクチン接種後の抗体価について、
1回接種後14日の中央値は約1,000AU/mL、2 回接種後7日の中央値は約22,000AU/mLと報告されています。
抗体価と、実際にコロナウイルスに暴露された際に働く免疫機能そのものがどの程度相関するのかは現段階では不明ではありますが
(ウイルスの感染や増殖を阻害する抗体が中和抗体で、その作用が中和活性。発症や重症化を防ぐためには中和活性が高い必要あり。)
それでもしっかりと抗体が作られているのは、やはり安心材料。
これから新型コロナワクチンを接種される方が増えますが
ご自身の抗体がきちんと作られているか、どの程度作られているかを知りたい方は当院で抗体検査も可能ですので、お気軽にご相談ください。
自費検査(アボット社) ¥4400 税込
また、コロナワクチン接種記録の管理、接種証明の携帯にはこちらのアプリがオススメです。
《Health Amulet》
【新型コロナウイルス抗体検査】
新型コロナワクチン接種によって抗体ができたかどうかを調べる検査(IgG抗体検査)。
2回目のワクチン接種後7日以降での検査を推奨します。
ワクチン接種後、どの程度抗体価が上がったのか(どの程度コロナウイルスに対する抵抗力がついたのか)をご自身で確認していただくことが可能です。
※補足※
ファイザー社/ビオンテック社製のmRNAワクチン「コミナティ筋注」の接種を終えた方について、
最近の日本人を対象とした実験では、2回目の接種を終えて1週間後に十分量の抗体が産生されていると報告されており、
最短で2回目の接種後1週間以降であれば正確な評価が可能と考えられます。
【注意事項】
・現時点で新型コロナウイルスに感染しているかどうかを判定するものではありません。
・抗体の持続期間や中和活性能との相関などについては現時点で解明されていない部分が多いので、検査結果についての個々の解釈等についてのご相談には応じかねます。(あくまで数字として抗体価を計測するものです)
・検査結果で抗体が作られていれば、感染や重症化のリスクは低いと考えられますが、引き続きマスクや手洗いなど感染予防に努めてください。
・検査の結果、抗体価が十分でなかった場合でも、ワクチンの追加接種は推奨されていません。引き続き感染予防に努めてください。
新型コロナワクチンについて、参考記事を以下にコピペしておきます。
出典:神戸新聞NEXT
🔶🔶🔶ここから🔶🔶🔶
新型コロナウイルスのワクチン接種を話し合う昨秋の衆院厚生労働委員会に参考人として出た直後、「当面は打たない」と公言していた免疫学の第一人者、宮坂昌之・大阪大学名誉教授(73)が、認識を一転させ、このほど2回目の接種を終えた。大阪の大規模接種会場で予診にも協力している。接種が本格化した今でも安全性に不安を抱く人は少なくないが、宮坂氏は「打たないチョイス(選択)はない」と言い切る。(霍見真一郎)
「厚生労働委員会に出席した昨年11月時点では、安全性に関するデータが非常に少なかったが、その後、従来ワクチンとほぼ同じレベルの副反応であることが分かった」
神戸新聞の取材に応じた宮坂氏は、接種を巡る心境の変化を説明した。
ファイザーとモデルナのメッセンジャーRNA(mRNA)ワクチンは当初、発症予防効果はあるが、感染予防効果などは分からないとされていた。しかし宮坂氏は「接種が進んだイスラエルでは死者も入院者もピーク時の9割以上減少し、接種者のPCR検査では、陽性者数がものすごく減っている」とデータが蓄積されていることを強調。「感染予防、発症予防、重症化予防の『3本の矢』がそろっており、同じく接種が進んでいるアメリカやイギリスでも同様のデータが出ている」と説明する。
■集団免疫
自然感染が進むことで集団免疫ができるのではないかという議論については「できない可能性が高い」と話す。「感染症には持続的な免疫を付与するものと、そうでないものがあり、新型コロナは免疫効果が4カ月ほどで半減するインフルエンザに性質が似ている」
一方、今回のワクチンは、自然感染とはまったく異なり、持続性のある免疫を与えてくれるという。mRNAワクチンが効果的な強い免疫反応を起こす理由を、宮坂氏は三つ挙げる。
一つ目は、人工的な修飾を加えたために壊れにくくなり、抗体ができやすくなったこと。二つ目は、炎症反応を起こす作用が強い2本鎖RNAを除去しているため、過剰な副反応が回避できたこと。三つ目は、脂の膜で包んだ小さい粒子にしたため、「免疫の砦」ともいうべき所属リンパ節に効率的に運ばれること。宮坂氏自身が2回目の接種後、脇の下が腫れたというのも、所属リンパ節が強く反応している証しだという。
■遺伝情報
mRNAワクチンは、遺伝情報を使うため、人間の遺伝子に影響を与えるのではないか、と不安を抱く人もいるが、「それはない」という。人間の体は、原則DNAからRNA、そしてタンパク質-と、一方向の流れになっていて、逆方向に入っていくことはない。宮坂氏は「アメリカの研究グループが『人の細胞に特殊な仕掛け(逆転写酵素の発現)をしておくと、新型コロナを感染させたときにRNAが人の遺伝子に入り込む』という論文を出したが、健常者では起こりえない現象だ」とした。
また、宮坂氏は、別のアメリカの研究グループが、ワクチンを打った人の血液中にスパイクタンパク質が出てくるという報告をしたことを指摘。大量のスパイクタンパク質は肺炎を起こすため「毒を打っているのではないか」という議論が巻き起こったが、宮坂氏は「ワクチン後に血液中に出てくる量は炎症を起こすにはほど遠い少量で、その指摘は当たらない」と話す。
■2回接種
ワクチンが効きにくいとされる変異株の感染が問題視されているが、宮坂氏は「抗体がコロナウイルスを認識する目印は、体の細胞と結合するスパイクタンパク質に50~100個あるという報告もある」と指摘。「仮に数個使えなくなったとしても問題ないし、(感染性をなくす)中和抗体だけでなく、ウイルスを溶かしたり、食細胞に食べさせたりする抗体もあるので、2回接種すれば、ほぼ完全に防御できると考える」と述べた。
ワクチン接種が進むイギリスでは現在、激減していた新規感染者が再び増えているが、データを分析すると、感染しているのはワクチン未接種者がほとんどで、2回接種者で感染は増えていないとした。
宮坂氏は「他国におけるワクチンの進ちょく状況をみていると、2回接種が終わった人が国民の5割を超えると、ぐっと新規感染者が減ってくる」と指摘。「日本で今後感染者が減るかどうかは、ワクチン接種がどれだけ広範に進むかということにかかっていると思う」と話している。
■死亡頻度
mRNAワクチンとは別の仕組みを持つアストラゼネカのワクチンは、血栓症を起こす可能性が指摘されている。
宮坂氏も「血栓症は100万回接種に対して10回程度。これまでのワクチンは、生命に関わる副反応は数回までは仕方がないものとして受け入れられていたが、それよりはちょっと高い」と指摘する。
しかし「車を運転して一生のうちに死亡事故を起こす可能性は100万回に数十回あるというからそれより低い」とし、「何らかの事情でmRNAワクチンが使えない状況になれば、接種する選択もあっていいと思う」と話した。
🔶🔶🔶ここまで🔶🔶🔶
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