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美容医療×分子栄養学の未来

2025.12.27

分子栄養学を学び始めてから、自分の美容皮膚科診療の際に
「皮膚」ではなく “人体全体の代謝・循環” という視点を持つようになりました。

この視点を持つと、最近話題の老化細胞(セノリティクス)もスーッと腹落ちします。

 

※老化細胞についてのブログ→老化細胞(ゾンビ細胞)・SASP・真皮リモデリング

 

■ “老化細胞”は美容医療の最新トピック

今年は、美容皮膚科学会でも美容内科学会でもレーザー系のセミナーでも「老化細胞」「SASP」について語られることが非常に多かった印象があります。

でも、まだまだこの概念の認知度も理解度も浅いのが現状で、実際に学会会場で

「老化細胞って皮膚だけ?顔だけ?」

「肝斑以外のたるみなんかも、老化細胞関係あるの?」

といった医師同士の会話を耳にしました。

 

■ 老化は「全身」で起きている

老化細胞は、皮膚に限らず全身の細胞で生じます。

全身で日々行われる細胞分裂の過程で、紫外線、放射線、活性酸素、化学物質などによりDNAが修復できないほど大きなダメージを受けると、

細胞はガン化を防ぐために分裂を停止し、アポトーシス(細胞死)を起こすか、免疫細胞に食べられて体内から消えます。

だけど、分裂をやめても死なずに組織内にとどまり続ける細胞がある・・・それが「老化細胞(ゾンビ細胞)」。

 

この“DNAが修復できないほどのダメージ”をさらに紐解いていくと

  • 糖化(AGEs)
  • 酸化(ROS)
  • 慢性炎症
  • 栄養欠乏による代謝の低下

に収束します。

どれも全身レベルで起こる現象であり、当然その影響は皮膚だけでなく、血管、神経、筋肉、脂肪、骨…すべてに及びます。

 

そして美容医療における治療対象(シミやシワやたるみなど)は、皮膚の老化によって生ずる症状であり、その起点になる老化細胞が最も存在しているのが真皮。

肝斑の治療として、真皮に刺激を与えるマイクロニードルRF(POTENZAやシルファームなど)が有効なのは

真皮のリモデリング(再構築)によって老化細胞を減らし、表皮のメラノサイト(メラニンを作る細胞)へのSASP因子などの刺激を抑えられるからです。

 

■ 分子栄養学の視点から

老化の起点が

  • 糖化(AGEs)
  • 酸化(ROS)
  • 慢性炎症
  • 栄養欠乏による代謝の低下

であるなら、根本的に老化の進行を抑える方法は抗糖化・抗酸化・抗炎症ケア、そして十分な栄養ということになります。

肌の老化に限らず、です。

もう少し具体的にいうと、血糖値の急上昇を避けたり、ビタミンA/C/Eやポリフェノール、アスタキサンチン、オメガ3脂肪酸などを摂る、腸内環境を整える、といったこと。

✔ 食事で摂るのが基本
✔ 食事では不足してしまう成分を補うのがサプリメント
✔ サプリメントより効率的に、直接的に、大量に補えるのが 注射や点滴
✔表に出てきた心身の不調を改善したり、臓器の障害を取り除くのが西洋医学的治療

美容医療もまったく同じで

✔ 食事で摂るのが基本
✔ 食事では不足してしまう成分を皮膚に補うのがスキンケア
✔ スキンケアより効率的に、直接的に、大量に補えるのが肌育注射
✔これらの土台を整えたうえで、個別の症状の改善を狙うのがデバイスなどの治療

分子栄養学を学ぶと、食事・栄養を無視した外側からのアプローチだけに注目する美容医療は、木を見て森を見ない医療のように感じます。

 

■ 美容医療の未来

これからの美容医療は、「外側からの医療」だけではなく、体全体の代謝・免疫・栄養を理解してアプローチする「内側からの医療」が重要になってくると思います。

皮膚は“内臓の鏡”。

肌に起きていることは、体内の物語の一章にすぎません。

これからも、

  • 栄養

  • 代謝

  • 老化細胞

  • ホルモン

  • 炎症と修復

といった全身の理解を深めつつ、美容医療に落とし込んでいきたいと思います。

今回の記事で紹介した治療

治療方法の詳細は以下のリンクからご覧いただけます。

TAKEDA BEAUTY CLINIC DOCTOR

医療法人TSC タケダスポーツ・ビューティークリニック 皮膚科・美容皮膚科 院長

皮膚科専門医 武田りわ

「美肌は人を幸せにする」を理念に、西洋医学を基礎とする美容医療に栄養医学を取り入れ、体の外側と内側からのケアを提案している。肌の老化を治すだけではなく、老けにくい健康な肌作りが得意。皮膚科専門医、オーソモレキュラー・ニュートリションドクター(OND)認定医の資格保有。

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