先週インスタにアップした動画で「食事とニキビの関係」についてお話しました。
その流れで、ニキビの症例をご紹介します。
ニキビが軽症であれば、単純に塗り薬や飲み薬による治療で治せますが
✔症状が重いケース
✔症状が長引いているケース
✔大人のニキビ
のような場合は、積極的に食事指導を行っています。
今回ご紹介するのは19歳の女性。
15歳頃からニキビができ始め、他院皮膚科への通院歴がありました。
基礎の肌は毛穴や角栓は目立たず、べたつきもありません。
いわゆる皮脂の多い「脂性肌」ではないですが、額~眉間と両頬に微小面皰・丘疹・膿疱が多発しています。
問診で
・たちくらみ
・寝起きが悪い
・お腹の調子が良くないことが多い
・甘いもの・炭水化物をよく摂る
・疲れやすい
・集中力が続かない
・加工食品をよく食べる
といったことが聞き取れました。
以上より、腸内環境の不良と深刻な栄養不足が疑われました。
まだ若いのに疲れがひどく常に眠いという状況からは、副腎疲労の存在も考えられました。
栄養不足は、ニキビの発症だけではなくて、ニキビの治り方、ひいてはニキビ痕の残り方にも影響します。
保険診療による内服・外用治療に併せて、洗顔やスキンケアの指導と食事指導・腸内環境改善指導を行いました。
タンパク質や鉄の不足があると角質バリアが機能せず、肌の乾燥・ニキビ・かぶれを起こしやすくなります。
この方も肌の乾燥が強く、ベピオやディフェリン、エピデュオの刺激反応が強く出るため
塗り薬による治療には、いろいろと工夫が必要でした。
まず、18ヶ月後の経過です。
(右頬中央の赤みは、ニキビ跡ではなく傷跡です)
新しいニキビはほとんどできなくなり、ニキビの初期症状である面皰(毛穴詰まり)もありません。
ニキビが治ってからも長く残っていた炎症後紅斑(赤み)も随分と良くなりました。
まだ疲れやすさはありますが、便秘はかなり改善したようです。
途中経過もご紹介します。
通常、ニキビ治療を始めると2,3ヶ月で新しいニキビができにくくなり
それ以降は塗り薬をメインに予防をしつつ、ニキビ跡(赤みや凹み)も治していく流れになりますが
この方は新しいニキビができにくくなるまでに時間がかかりました。
治療開始から4ヶ月後と18ヶ月後の経過です。
(4ヶ月後の右目の下の赤みは傷です)
4ヶ月目でやっと新しくできるニキビの数が減り、
以後は症状の小さな波はあったものの、順調に面皰もニキビ跡も改善してきました。
保険治療によるニキビ治療の大きな柱は
・炎症を起こしているニキビを早く治す(抗生剤、漢方)
・面皰(毛穴詰まり)を防いで新しいニキビを予防する(ディフェリン、ベピオ、デュアック、エピデュオ)
の2つですが、ここにもう1つ
・治療を止めた後もニキビができにくい肌を作る
という視点も持っていただきたいな、と思います。
その肌を作るのは食べたものから吸収された栄養や、腸内細菌が作り出すビタミンであり
肌を作り修復するのは寝ている時間です。
健やかで美しい肌を作るのは、栄養・睡眠・腸内環境。
ニキビ治療は週単位ではなく月単位で時間がかかります。
その治療期間、薬だけに頼るのではなく、ぜひ普段の食事や生活習慣を見直してみてください。
目指したいのは「薬なんてなくてもニキビができない肌」です。
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