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ノーベル医学・生理学賞と皮膚科

こんにちは

前回のブログでやる気を見せたものの

なかなかブログを更新する時間が取れません

(早速言い訳

なので、若干タイムラグを感じる話題ですが

ノーベル医学・生理学賞の大村智さん

受賞おめでとうございます

大村さんが開発した「イベルメクチン」という薬

寄生虫に対する治療薬として、世界で数億人もの人々を救ったと

大々的に報道されておりますが・・・

実は皮膚科とは・・・

とーーーーーっても縁のある薬で、

疥癬」という病気に使われるんです

「疥癬」自体、あまり知名度は高くないと思いますが

皮膚科的にはそう珍しくない病気で

元々は性感染症だったんですが、

最近では高齢者施設や病院・療養施設で

人から人へ感染する病気になりました

ヒゼンダニという小さなダニが

人の皮膚の角層に寄生して起こる病気で

とにかく痒い

湿疹と間違われて放置されていたり、

間違った治療をされていたりして、

発見した時には既に施設内で大流行

・・・なんてことも少なくないので

皮膚科医としては

痒い発疹(特に手のひらや陰部にある場合)を診たら

常に「疥癬」を疑ってかからないと

痛い目をみる病気です

そんな「疥癬」。

少し前までは、全身に塗り薬をくまなく塗って

翌朝それを洗い流すとか・・・

かなりの労力を要するうえに

効果は不安定だったり、安全性に問題があったり。

皮膚の症状がいったん軽快したように見えていても

完全にはダニを駆除できていなくて

しばらくしてから、また再流行・・・

なんてことも

とにかく憂鬱な皮膚病の一つだったわけです。

この「疥癬」に

「イベルメクチン」が保険適応になったのが2006年

皮膚科医的には・・・

革命でした

ホントに。

飲むだけでいいんですから。

しかも薬を塗ったり、薬液を入れたお風呂に入れていた頃に比べて

効果も非常に高くて安定しています

「疥癬」が、むやみに恐れる皮膚病じゃなくなった瞬間です

私が、今のクリニックを開業する前に

時々外来を受け持っていた、高齢の入院患者さんが多い病院も

定期的に「疥癬」の波に飲み込まれていましたけど

「イベルメクチン」を採用してからは

その流行は激減

最後の2,3年は全く発生しませんでした。

もうね、「イベルメクチン」様様です

大村先生は神様です

本当にありがとうございます

実は一昨日、当院にいらした患者様が「疥癬」でした。

といっても、私が不在の時間帯に

代診の辻先生が見事に発見してくださったわけですが

そんなことも重なって

さらに大村先生のノーベル賞受賞に

胸を熱くした今日この頃です

★ ★ ★

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